国際交流 見聞録

— 留学生近況ブログ —

アメリカ

ジョージ・メイソン大学アントニン・スカリア・ロースクール

期間
令和7年8月3日 ~ 令和7年8月24日
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  • 法学部派遣交換留学
法律学科
北嶋 一貴 さん

ロースクール体験後の将来を見据えて

令和7年度法学部ジョージ・メイソン大学アントニン・スカリア・ロースクール派遣交換留学に参加しました。
将来を考えての参加となりました。

留学中のこと

現地ロースクールの先生方の授業の進め方について

初週は,Brian先生との“Warming Up Week”で,英語の講義に慣れるための期間でした。Brian教授のブリーフィングは,とてもわかりやすく,スピードも留学生の私達のレベルに合わせて,ほどよいスピードで話してくれたため,渡航前に思っていたより,理解しやすいものでした。

現地ロースクールの先生方による授業は,ソクラテス方式で行われ,日本の講義とは異なり,教授が学生に問いを投げかけ,それに対して学生が自分の考えを述べ,教授がそれに応答するという双方向のスタイルでした。受動的に聞くだけでなく,常に思考し発言する姿勢が求められました。クラスメートはアフガニスタン,パキスタン,中国などの中東・アジア諸国に加え,ブラジルやヨーロッパ諸国など,さまざまな地域から集まっており,国際的な環境の中で英語を使って法律を学ぶ貴重な経験ができました。 また,留学先大学の対応はとても良好でした。

食事について

ランチについては,皆で行動していた際には,一緒に取りました。20ドル程度でしたが,基本的には,サンドイッチやハンバーガーなど,いかにもアメリカらしいメニューが中心でした。

そして,現金でもクレジットカードでも支払いは可能でしたが,ミスが少ない点から,クレジットカードでの決済がお勧めです。 また,スーパーマーケットに立ち寄ることができたので,レストランやカフェよりもやや安く済ませることもできましたし,ホテルに戻ってからは,日本から持参したご飯や味噌汁などのインスタント食品を食べる参加者も多く,現地の食事と日本の味をうまく組み合わせて過ごしていました。

留学先での生活について

住まいについて
滞在先 ホテル

留学先での授業やサポート体制について

利用した特例措置やサポート体制
  • オリエンテーション

留学後のこと

今回の留学があなたにとってどのような成果をもたらしたか,教えてください。

英語での講義で,法律用語を除けばほとんど理解できたため,英語力に自信を持てるようになりました。また,自身のリスニングやスピーキングがある程度通用することを実感できたことも,今回の留学で得た大きな成果の一つです。今後の英語学習にも,さらに前向きに取り組めると感じています。

また,今回の留学を通して「主体性を持つこと」の重要性を学びました。自分から積極的に動くことで,経験をより充実したものにできると実感しました。

これから留学する後輩へのアドバイスを教えてください。事前に準備しておくとよいこと等。

この留学プログラムでは,日常会話レベルの英語を,ある程度理解できるようにしておくことが大切だと思います。さらに,法律用語を英語で理解できると,講義の内容をより深く吸収できるので,事前に調べておくと尚良いと思います。

また,自己紹介を英語でスムーズにできるよう準備しておくことも重要です。自己紹介は交流のきっかけになるため,自分の特徴や興味を簡潔に伝えられると,その後の会話が広がりやすくなります。渡航手続きについては,特別に複雑な準備は必要ありませんが,パスポートは余裕を持って早めに申請しておくと良いと思います。

進路について

今後の進路については,引率いただいた坂本教授と相談した結果,日本の大学院への進学を目指すこととなりました。資格の取得そのものよりも,将来どのように仕事を得るかを考えたとき,アメリカの大学院で学び,Bar Exam(司法試験) に合格したとしても,最終的な就職先を考えると,日本人とのコネクションが重要になると感じたため、まずは,日本でロースクールに合格することを第一の目標としました。

将来的に,アメリカのロースクール進学も視野に入れていますが,そのためにはまず,英語力の証明として ,TOEFL のスコアを取得する必要があります。そして,TOEFL スコアの取得後に,改めてアメリカのロースクールへの進学について,検討していきたいと思っています。