国際交流 見聞録

— 語学研修 —

オーストリア

ウィーン大学

期間
令和6年8月3日 ~ 令和6年8月31日
  • 語学研修
法律学科
染谷 安紀 さん

初めての留学も安心。
文化と歴史が息づくウィーン

約1ヵ月間,ウィーン大学で行われている夏期ドイツ語コースは,A1からC3までの幅広いレベルに対応しており,指定の教科書やワークシートを使用しながら,文法や会話表現をそのレベルに合わせて学び,4技能を鍛える内容でした。個人的には,授業内で他国の参加者とドイツ語でコミュニケーションを取ることができ,日本での勉強だけでは得られない貴重な体験となりました。今振り返ると,とても有意義だったなと思います。

留学中のこと

参加した語学研修の時間数,時間割,クラス人数,国籍割合等について教えてください。

私は週15~16時間の授業を受講しました。クラスは14人で構成され,非常に国際色豊かな環境でした。
クラスメートは台湾,韓国,チェコ,イタリア,ブラジル,カナダ,ウクライナなど,様々な国からの留学生で,日本人は私だけでした。

留学中,特に印象に残ったことは何ですか?

授業内でコミュニケーションすることがあった時に,色んな国の内情,事情等を知ることができたことです。また,いろんなお店や観光地に行ったときに,拙いドイツ語であってもウィーンの人達の対応がとても良く,あたたかい対応をしてもらったので,その点においてすごく素敵だなと思いました。また,文化の違いを身をもって知ったことで自分の視点が広がりました。

留学先大学の対応はどうでしたか?

個人的にはすごく良かったと思います。担当教員もとてもやさしい方でしたし,スタッフの方々の対応もとてもあたたかいものでした。

留学先での生活について

住まいについて
住居 寮・ホテル 部屋の種類 二人部屋
食事 自炊 ルームメイト 日本人
設備や間取り 個室が2つあり,それぞれにベッド,窓際に机,ハンガーがかけられた広めのクローゼット,コンセントが3か所あります。また,広めの共用キッチンには冷蔵庫,二人分の椅子と机,コルクのコースター,食器や鍋,ポット,電子レンジが揃っています。バスルームには仕切りのあるシャワールームとトイレがあります。  住居でのトラブル・解決方法 トラブルとは違うのですが,寮の中にエアコンがなく,日中は暑かったことに悩んでいたので,外に出て涼んでいました。また,もし何かあった場合には,寮の管理人室で相談するようにと案内があったと記憶しています。
生活で必要な手続きについて
手続き名 概要
携帯電話 国際学生証,wewash,マップ,インスタグラム(連絡先交換用に)
現地での支払方法 現金,クレジットカード
生活で必要なもの 充電器,変換アダプタ,保湿系の物,水筒,歯ブラシ,帽子,サングラス,財布,タオル,小さなバッグ,石鹸,菜箸
費用について

(円/月)

用途 金額 用途 金額
食費 33,000 通学費 8,500
通信費 7,800 テキスト代 3,600
交際費 30,000 その他生活費 5,000
合計 87,900 円/月

留学後のこと

この研修の魅力は何ですか?

私は初めての海外渡航が今回のウィーンになりましたが,渡航したことで,ウィーンには日本人に寛容な人が多いという印象を受けました。また,様々な国の様々な年齢の人が一堂に会して授業を受けており,そこで交流を深めることもできるため,そういった国際的な視野が広がる点でメリットがあると思います。
さらにウィーンには様々な美術館や博物館,宮殿がありますが,その歴史を辿るのも面白いし,その展示品を見て凄みを感じられる点で魅力があると思います。初海外がウィーンとなるとハードルが高いイメージがあるかもしれませんが,ドイツ語の学修が好きで,またドイツ語圏,ヨーロッパに興味があればぜひ行ってほしいと思います。

今後の進路について,どのように考えていますか?

将来,公法学者になって日本の公法と主としてはドイツの公法とを比較しながら研究していきたいと思っています。

研修に参加してどんな成果がありましたか?

今回の研修は私にとって,日本以外の土地でその国の言語を勉強するというものであったため,そういった経験ができたという点で一つの成果になったと思うし,色んな国の人と拙いながらもコミュニケーションを重ねることにより,英語やドイツ語をもっとより深く勉強しなければという危機感にもかられました。
さらに,私がいたクラスではドイツ語圏に留学して勉強したいという似た願望を持つ人たちが多かったため,そうした人達のドイツ語力の強さに触発されました。

これから留学する後輩へアドバイスをお願いします!

できるだけ,ドイツ語はやっておいた方がいいし,英語もやっておいた方がいい。あと日本文化を語れるようにするといいかもしれません。あとは能動的に動けるかがポイントだと思います。私はもうちょっと積極的に話に行ければよかったなあと後悔しています。
午後には毎日自由な時間があるので,観光地の情報を事前に調べておくと,行きたい場所をその場の気分に応じて選びやすかったと思います。