国際交流 見聞録

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留学生近況ブログ

アメリカ

ウェスト・アラバマ大学

期間
令和8年8月 ~
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  • 本部交換留学
公共政策学科
小林 菜々美 さん

Meet the World ~My Journey in Alabama~

令和8年度日本大学本部交換留学の制度を利用し,アメリカ・アラバマ州にあるUniversity of West
Alabama(UWA) に留学しています。

これまでに短期での語学留学経験がありますが,これらの留学を通して,「もっといろいろな世界を見てみたい」「さまざまな国の人と出会い,長期間海外で生活してみたい」と思うようになり,今回の交換留学に挑戦しています。交換留学を実現するまでには,IELTSのスコアを取得するための勉強など,長い道のりがありました。すぐに目標を達成できたわけではありませんが,一つひとつ目標に向かって進むことで,アメリカで交換留学をするという目標を実現することができました。

このブログでは,「留学をもっと身近に」をテーマに,アメリカの大学での授業や勉強,寮生活,現地の学生や留学生との交流など,実際に経験した留学生活をお伝えしていきます。「アラバマ州ってどんなところ?」「アメリカの大学生活って実際はどんな感じ?」など,これから留学を考えている方はもちろん,これまで留学をあまり考えたことがない方にも,海外で学ぶことや生活することに興味を持っていただけたら嬉しいです。

【8月】UWA(アラバマ州)ってどんなとこ?

2026年11月2日

【アラバマへの渡航】
羽田空港からヒューストン行きの便に乗り,約12時間のフライトです。チェックインの際には預け荷物のタグが出てこなかったことや追加もあったため,手続きにはかなり時間がかかりました。重量超過や荷物の追加などがある場合は,早めに空港へ到着しておいた方が安心だと思います。ヒューストンへ到着後,入国審査ではいろいろなことを聞かれるのではないかと身構えていましたが,行き先と渡航目的を聞かれただけだったため,想像していたよりも簡単に通過することができました。私は
F-1ビザで留学しているため,入国審査ではパスポートと署名済みのI-20を提示しました。その後,ヒューストンで乗り継ぎ,バーミングハム[A1] 空港へはUWAの送迎までに到着する便を利用するよう日本大学本部から案内されていました。さらに,バーミングハム空港からUWAがあるリビングストンまでは,さらに車で約2時間かかり,長時間のフライトの後ではとても遠く感じました。また,空港から外に出た瞬間に驚いたのが,アラバマの暑さと湿度です。8月は35~36℃ほどになる日もあり,日差しも非常に強いです。風も少なく湿度も高いため,外を歩いているだけでもかなり体力を使います。

【到着初日】
UWAに到着してから,留学生の手続きや相談を担当する
International OfficeのMs. Connieにお会いしました。その後,これから生活するSelden Hallという寮に入りました。寮は改修工事が行われていたため,きれいで使いやすいと感じました。しかし,到着初日から予想外の出来事が起こりました。一部の大学スタッフが,到着の遅れていた他の留学生を待つため空港に残り,私は先に大学へ向かうことになりました。私の大きい荷物は別の車に積まれていたため,大学に届く時間が分からない状況になってしまい,寮のRA(Resident Assistant:寮生活をサポートする学生スタッフ)と近くのFamily Dollar行き,寝具やバス用品を購入する状況になりました。Family Dollarは,日本の100円ショップに似たディスカウントストアです。その後,荷物は無事に届きましたが,到着後すぐに必要なものは手荷物として持っておくことが大切だと学びました。

【寮生活】
Selden Hallは,シャワーとトイレがフロアで共用になっています。週4回ほど清掃されていますが,多くの学生が利用するため,使用状況が気になることもあります。また,部屋のドアはオートロックのため,部屋を出る際には必ず鍵を持っているか確認する必要があります。また,寮で特に驚いたのは室内の寒さです。建物全体で空調が管理され,部屋ごとの温度調節はできません。外は暑くても室内は冷房が強く,8月でもフリースを着ることがありました。寒さ対策としてブランケットや電気パッドも購入しました。授業の建物も冷房が強いため,羽織るものが欠かせません。渡航前は1人部屋(Single Room)を希望していましたが,空きがなく,最初は2人部屋(Double Room)に入りました。約1週間後,大学のハウジングサイトで1人部屋の空きを見つけ,申請して3階から2階へ移ることができました。新しい部屋は日当たりは良い一方,隣室からの音楽や話し声に悩まされました。隣人が夜11時頃に戻った後も大きな音が聞こえることがあり,Resident AssistantやInternational Officeに相談したり,Housing Officeに別の部屋への移動も確認しましたが,他の1人部屋に空きがなく,改善はされませんでした。現在はイヤホンなどを使い,自分でできる対策をしています。

【International House(I-House)】
International House(通称I-House)は,留学生が交流したり,生活面の相談や支援を受けたりできる学内施設です。建物内にはInternational Officeがあり,キッチンやテレビも自由に利用できます。コーヒーやお菓子も用意されており,平日の8:00~17:00に開いています。寮から近いため,授業の合間にもよく立ち寄っています。

【UWAでの生活】
到着翌日には,留学生の交流拠点であるInternational Houseで歓迎会が開かれ,さまざまな国の学生と知り合いました。また,オリエンテーションでは大学のグッズを受け取り,履修について相談しました。最初の本格的な買い出しでは,International Houseのスタッフが,リビングストンから車で約30分のデモポリスにあるWalmartへ連れて行ってくれました。Walmartは,スーパーマーケットとホームセンターが一緒になったような超大型店舗で,食品から家電,衣類,日用品まで,生活に必要なものを幅広く購入できます。リビングストンでは車がないと自由に外出することは難しいですが,毎週キャンパス近くのスーパー,また,月に1回ほどはWalmartなどへ連れて行ってもらえるため,食料品や生活用品を購入することはできます。また,授業期間が始まる前にはWelcome Weekがあり,ビンゴ大会やBBQなど,さまざまなイベントが開催されました。イベントで出会って友人となった学生も多いため,留学中は大学のイベントに積極的に参加することをお勧めします。BBQではハンバーガーやホットドッグが出ることが多く,日本でイメージするBBQとは少し違うことも面白いと感じました。International OfficeでもPainting,Tea Party,Coffee Eventなどの交流イベントが定期的に開催されています。

【9月】履修登録や授業など一か月を振り返って

2026年11月2日

【授業】
Fall Semesterの授業は8月17日から始っています。渡航前に検討していたAmerican History I,American
Government I,ESL,Ceramics Studio Iを履修する予定で,Academic Advisorと相談しながら履修登録を行っていました。しかし,到着してから改めて授業について考え,履修科目を変更しました。現在履修しているのは,以下の4科目で合計12単位です。

American Government:
MWF(月・水・金)10:00~10:50
Social Problems:MWF(月・水・金)12:00~12:50
General Psychology:TTh(火・木)11:00~12:15
ESL:MF(月・金)8:00~8:50

初めて授業に参加したときは,当然ながらすべて英語で行われることに加え,日本とは授業の進め方も異なるため,とても難しく感じました。教授が話している内容を理解するだけで精一杯で,授業中に積極的に発言することはなかなかできませんでした。そのため,今では授業終了時にはできるだけ教授に質問するようにしています。どの教授も質問すると丁寧に説明してくださいます。また,授業についていくためには予習がとても重要であることにも気づきました。事前に教科書や資料を読まずに授業に参加すると,英語を聞きながら初めて内容を理解しなければならないため,授業についていくことが難しくなります。現在はできるだけ,事前にリーディングを行い,内容をある程度理解してから授業に参加するようにしています。9月にはGeneral PsychologyとSocial ProblemsのExamを受けました。実際に試験を受けてみて,日々の復習が非常に重要であることを実感しました。特にGeneral Psychologyは,日本での専攻とは全く異なる分野で,これまで学んだことがない内容が多いため,現在履修している授業の中では一番難しいと感じています。専門的な単語も多く,今まで見たことのない英単語も授業中にたくさん出てきます。そのため,まず日本語で内容を理解してから英語で覚えることもあり,勉強にはかなり時間がかかります。一方で,内容を理解すると心理学は興味深い部分も多く,新しい分野を学ぶ面白さも感じています。Social Problemsでは,アメリカの歴史における差別や社会構造などについて学んでいます。授業の中で「アラバマに対してどのようなステレオタイプや印象を持っているか」という話題があり,その中でdeep-fried food(揚げ物)が多いという話が出ました。実際にこちらへ来てから,カフェテリアにはフライドチキンをはじめとする揚げ物が多いと感じていました。最初はアメリカ全体の食文化だと思っていましたが,クラスメイトと話す中で,アメリカ南部の食文化とも関係していることを知りました。普段の生活で感じていたことと授業で学んだことが結びつくこともあり,とても興味深く感じています。ESLでは,プレゼンテーションや学術論文の読み方・書き方などについて学んでいます。英語そのものだけではなく,アメリカの大学で必要となるAcademic Skillsを学ぶことができます。試験を受けた後からは,授業の内容を自動で文字起こししてくれるアプリや,授業資料からQuizやFlashcardsを作成してくれるアプリなども利用するようになりました。AIも活用しながら,自分に合った勉強方法を探しています。また,日本の大学では授業で使用する資料が紙で配布されることも多いですが,UWAでは授業資料のほとんどがオンライン上の授業サイトにアップロードされています。一方で,意外だったのは紙のノートを使っている学生が多いことです。パソコンやiPadで授業のスライドを確認しながら,メモは紙のノートに書いている学生も多く見られます。授業内容だけではなく,このような日本との学習スタイルの違いを経験できることも,留学ならではだと感じています。

【食生活】
留学生活が始まって,特に困ったことの一つが食事です。渡航前からカフェテリアのメニューを見ることはできましたが,実際にこちらに来て利用してみると,想像していたよりもメニューの種類が少ないことに驚きました。私はカフェテリアの利用が無制限となっているミールプランを利用しています。渡航前は基本的に毎日カフェテリアで食事をすればよいと思っていました。しかし,実際には揚げ物が多く,お米が出ることは少ない一方で,ピザやハンバーガーなどは常に置いてあります。最初の頃は自分が食べたいものがなかなか見つからず,「この食生活では生活できない」と思うほど,食事の違いに戸惑いました。そこでRice Cooker(炊飯器)を購入し,部屋でお米を炊けるようにしました。その後,冷蔵庫も必要だと感じ,Walmartで138ドルほどで購入しました。
International Houseには貸し出し用の冷蔵庫が3台あったそうですが,私が知ったときにはすでに他の学生が借りることになっていました。電子レンジはなんとかInternational Houseから借りることができました。Rice Cooker,冷蔵庫,電子レンジがそろったことで,部屋でも簡単な食事の準備が可能となり,少しずつ自分に合った食生活を送れるようになってきました。アメリカで生活してみて,日本のお米や食事のおいしさも改めて実感しています。

【友人と過ごす時間】
アメリカ人の友人や韓国・台湾からの留学生と,ピックルボールやテニスを楽しんでいます。ピックルボールは,テニス・バドミントン・卓球の要素を組み合わせたアメリカ発祥のスポーツです。バドミントンのダブルスコートと同じ大きさのコートで,パドルと呼ばれるラケットと穴の開いたプラスチック製のボールを使います。テニスに比べて気軽にプレーしやすく,日本でも楽しめる施設が増えているようです。主に金曜日の夜や予定の合う日の夕方に一緒にプレーしています。自分用のピックルボールのパドルも購入しました。テニスコートは寮の近くにあり,学生は自由に利用できます。かなり良い運動になっています。

【9月のイベント】
9月は,キャンパス内外でさまざまなイベントに参加しました。韓国人の教授の引率で,台湾人の学生2人,韓国人の学生1人と一緒にアトランタで開催されたKorean Festivalへ行きました。キャンパスから会場までは車で5時間以上かかり,長時間の移動になりましたが,アトランタに近づくと高いビルが増え,普段生活しているリビングストンとは全く違う都会の景色を見ることができました。会場はアトランタの中心部からさらに車で30分ほどのダルースという場所にあり,韓国系のお店が多く集まっています。アメリカに来てから久しぶりにアジアの料理を食べることができ、とてもおいしく感じました。そして,事前に予約していた韓国系のHair Salonで髪を切ることもできました。2日目にはH Martというスーパーで,日本で購入するより値段は高いですが,リビングストンでは手に入らないそばやうどんの乾麺などの日本食品がたくさんあり,購入することができて,とても嬉しかったです。また,下旬にはUWAでRodeoが開催されました。初めてRodeoを観ましたが,とても迫力がありました。馬に乗りながら牛を縄で捕まえてタイムを競う競技や3つのドラム缶の周りを馬で走る競技,暴れる馬に乗って落ちずにどれだけ乗り続けられるかを競うものなど,さまざまな競技があり,馬のスピードは非常に速く,また,本物のカウボーイやカウガールを見ることができたことも印象に残っています。同時期には,ミシシッピ州の州都ジャクソンで開催されたBook Festivalにも行きました。友人がAmerican Literatureの授業のField Tripとして参加する予定だったため,私も一緒に参加できないか先生に確認したところ,連れて行っていただけることになりました。当日は州議事堂の中に入ることができました。今学期履修しているAmerican Governmentの授業で学んでいる内容に関係する場所へ来たことで学修がより深まりました。また,本を購入すると著者からサインをもらえる機会があったほか,無料で本が配布されているブースもありました。キャンパスの外へ出る機会が限られているため,今後もこのような機会にはできるだけ積極的に参加したいと思っています。初めてUWAのアメリカンフットボールのホームゲームを観に行きました。昼からの試合で非常に暑く,日傘を持って行くのを忘れてしまったこともあり,暑さに耐えられず第1 Quarterが終わったところで帰りましたが,試合前にはUWAのマーチングバンドやチアリーダーなどによるパフォーマンスがあり,日本とは違った規模や雰囲気の大学スポーツを経験することができました。そして,9月の最後の週からHomecoming Weekが始まりました。Bonfire(焚き火)やFireworks(花火),学生によるタレントショーなど,さまざまなイベントが開催され,タレントショーでは学生がダンスを披露したり,歌を歌ったりし,観客も一緒に歌う場面がありました。日本の大学の文化祭のステージのような雰囲気で,とても盛り上がっていました。別日には,賞金(500ドル)を獲得できるイベントが開催されたり,学生が楽しめるイベントが数多く開催されていることも、アメリカの大学生活の特徴の一つだと感じています。

【友人との交流】
留学生と近くのレストランへ行きました。21歳以上ならパスポートなどのIDを提示してお酒を注文でき,普段はあまり飲まない私も現地で楽しみました。友人と車で約1時間のタスカルーサにも行きました。フットボールの強豪University of Alabamaがある街で,リビングストンよりお店が多く,友人が街を案内してくれました。帰りには友人の住む人口約300人の地域へ。森の中に家が点在する風景を見て,都市部とは異なるアメリカの農村の暮らしと,アラバマの自然の豊かさを感じました。9月後半から10月初めはKorean Festival,Exam,大学のイベントで忙しかった一方,友人と勉強したり出かけたりする機会が増え,良い関係を築けています。

【英語力の変化】
9月末になると,アメリカでの生活が始まった頃と比べて,日常生活で頻繁に使われる単語や表現など英語での生活に少しずつ慣れてきたと思いますが,南部のアクセントは現在も聞き取ることが難しいと感じています。特にスーパーやローカルな場所では,授業で聞く英語とは異なる話し方を聞くことも多く,よりリスニング力が必要だと感じます。

【9月までを振り返って】
到着したばかりの頃は,想像していた以上に大変なことがたくさんありました。他の留学生は同じ国から複数人で来ていることも多く,母国語で話している場面もあります。そのようなときには,自分だけ会話に入ることができず,寂しく感じることもありました。日本で英語を勉強してきたつもりでも,実際にアメリカで生活してみると思うように話すことができません。さらに,食事がかなり異なること,そして,リビングストンが想像以上に田舎だったこと,寮の環境など,さまざまなことが一度に重なり,到着したばかりの頃は「ここで本当に生活していけるのだろうか」と思うことが何度もありました。履修についても,「本当にできるのだろうか」とさまざまなことに不安を感じていた時,アカデミックアドバイザーのDr. Prewittから「ここはアメリカなのだから,すべてが新しいのは当然で,日本とは違うことにも挑戦した方がいい」という話をしていただきました。その言葉を聞いて,不安なことはたくさんあるけれど,せっかくアメリカに来たのだから,ここでしかできないことに挑戦しようと思えるようになりました。また,家族や日本にいる友人と気軽に連絡できることも,とても嬉しく思います。離れて生活するようになったことで,日本にいた時以上に家族や友人のありがたさを感じます。私は学部4年生で交換留学をしているため,留学生活と並行して卒業論文や就職活動にも取り組む予定です。最初はまず,こちらでの生活に慣れることを大切にしてきました。これからは授業や英語の勉強はもちろん,大学のイベントや友人との交流にも積極的に参加しながら,アメリカでの経験をさらに増やしていきたいと思っています。