国際交流 見聞録

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留学生近況ブログ

台湾

国立中興大学

期間
令和7年9月 ~
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経営法学科
齋藤 璃歩 さん

自分への新しい挑戦で切り開く未来

令和7年度日本大学本部交換留学制度を利用し,台湾中部にある国立中興大学で,約1年間の留学をしています。一日一日を大切に,充実した留学生活にしたいと思います。

【9月】言語に撃沈!でも心は元気!留学奮闘記

2025年10月2日

本当に大変だった最初の一か月。
まず,留学初日に,トイレとお風呂のドアが開かなくなり,別のフロアのお風呂に駆け込むというハプニングがありました。2日後には修理してもらえたので,すぐに使えるようになり一安心。

ガイダンスでは資料が配られましたが,説明はすべて英語。申請に必要な書類の説明も,学んでいた中国語ではなかったので,理解するのに,とても苦労しました。書類申請にはかなり時間がかかりそうです。(私はまだ,すべての申請が終わっていません😭)

食事は,学校の食堂や大学近くのお店,UberEatsを利用しています。八角というスパイスを使った料理が多く,苦手な方は注意が必要かもしれません。
でも,小籠包・餃子・炒飯は本当に美味しい!台湾に来たらぜひ,食べてほしいです。

授業は,中国語と英語の両方で履修できるので,とても充実しています。自分の学部の授業と,言語の授業を両立できるのが,大きなメリットだと感じています。中国語の授業は,レベルに合わせて選択できるので,上達も早いのではないかと思います。毎回課題は出ますが,先生が一人ひとりに丁寧に向き合ってくれるので,とてもありがたいです。また,分からないことも,気軽に質問できる環境が整っていて,初心者の私でも安心して学べています。他国から来た留学生と関わる機会も多く,私の拙い英語でも,しっかり聞き取ろうとしてくれる優しい人ばかりで,本当に助かっています。

今しかできない経験を無駄にしないように,一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。

【10月】「台湾で広がる友情の輪と学びの日々」

2025年11月25日

10月に入り,台湾での生活にもだいぶ慣れてきました。最初は,言葉の壁や生活習慣の違いに戸惑うこともありましたが,今では日々の暮らしにもリズムが出てきて,少しずつ自分のペースをつかめるようになってきた気がします。

台湾人の友人も徐々にできてきて,最近では一緒に食事に行ったり,映画を見に行ったりする機会が増えてきました。こうした日常の中で自然と中国語を使う場面が多くなり,語学力の向上にもつながっていると実感感しています。特に,友人との会話の中で,新しい単語や表現を学べるのがとても楽しいです。

台湾の人たちはとてもフレンドリーで,よく自分の友人を紹介してくれるので,交友関係が広がっています。人と人とのつながりが自然に生まれる環境は,一人で留学している身には,本当にありがたいです。また,大学には正規生として通っている日本人の先輩方も多く在籍しており,生活や授業のことなど,多岐にわたり,いろいろと親身になってアドバイスをくださるので,とても心強いです。困ったときに相談ができる相手がいるということのは,海外生活において大きな安心材料だと改めて感じました。

今後は,各授業で中間テストが始まる時期に入ります。授業の内容も徐々に難しくなってきているので,しっかりと復習をして臨みたいと思います。勉強とプライベートのバランスを取りながら,充実した留学生活を送れるように,引き続き頑張っていきたいです!

【11月】大変さと楽しさが交互に訪れた1ヶ月

2025年12月3日

11月は中間テストの時期で,毎日が本当に慌ただしく過ぎていきました。発表やテストが立て続けにあり,勉強に追われる日々。図書館やカフェでノートを広げ,夜遅くまで準備をすることも多く,頭の中は常に「次の課題は何だろう?」と思うことが多かったです。正直,少し疲れもありましたが,それでも新しい知識を吸収している実感があり,充実感もありました。

そんな忙しい日々の中でも,ちょっとした息抜きの時間を大切にしています。先日は,友人と一緒に音楽イベントに参加しました。小規模で,会場の雰囲気はとても温かく,音楽に身を委ねることで勉強のストレスが一気に解消された気がしました。やはり音楽は心の栄養ですね。

また,台湾人の友人と一緒に台中市内にある日本の居酒屋へ行ったのも良い思い出です。異国の地で「日本らしい空間」に触れるのは不思議な感覚で,懐かしさと新鮮さが入り混じっていました。友人と語り合いながら食べた焼き鳥やおでんは,まるで日本に帰ったような安心感を与えてくれました。

ある授業の一環で,餃子や台湾のお菓子作りを体験する機会もありました。皮を伸ばして餡を包む作業は思った以上に難しく,最初は形がいびつになってしまいましたが,みんなで笑いながら挑戦する時間は,とても楽しかったです。台湾のお菓子は日本のものとはまた違った甘さや食感があり,文化の違いを「味」で感じることもできました。

こうして1ヶ月を振り返ると,勉強に追われる毎日でも,友人との交流や新しい体験があることで,留学生活は一層豊かになっていると感じます。大変さと楽しさが交互に訪れるこの日々こそ,後から振り返ったときに一番心に残るのだと思います。