推薦図書
『情報生産者になる』
- 著者名 : 上野千鶴子 著
- 出版社 : 筑摩書房
- 出版年 : 2018年
- ライブラリ−・ニュース掲載号 : 2021 Vol.5
法学部では,2年生の11月にゼミの入室試験が行われています。ゼミに所属することが決まった学生は,3年生から卒業までの2年間で,より専門性の高い知識を得ながら自ら問いを立てて,その問いの答えを卒業論文というかたちでまとめることになります。大学での学びの本質が,「勉強(しいてつとめる)ではなく,学問(まなんで問う)こと」であるということは,法学部の皆さんは初年次教育科目である「自主創造の基礎」を通して認識しておられると思いますが,3年生からはいよいよ「研究(問いをきわめる)」という実践の段階に入るわけです。
とはいえ,ゼミに入ったばかりの学生の多くが,どのように研究を進めていけばよいのか,何から手をつければよいのか皆目見当もつかないという状態からスタートします。もちろん,研究に必要となる技法は,ゼミの指導教授や先輩方から指導を受けることで修得していくわけですが,積極的に本書のような知的生産に関する文献を読んで,準備をしておくことも重要です。本書を通じて,研究することがいかに大変な作業であるかを認識したうえで,そのやりがいと面白さに気づくことができたならば,あなたのゼミ生活(研究活動)はより一層,充実したものになるでしょう。応援しています!
(石川徳幸准教授/3F東開架 002.7||U 45)
とはいえ,ゼミに入ったばかりの学生の多くが,どのように研究を進めていけばよいのか,何から手をつければよいのか皆目見当もつかないという状態からスタートします。もちろん,研究に必要となる技法は,ゼミの指導教授や先輩方から指導を受けることで修得していくわけですが,積極的に本書のような知的生産に関する文献を読んで,準備をしておくことも重要です。本書を通じて,研究することがいかに大変な作業であるかを認識したうえで,そのやりがいと面白さに気づくことができたならば,あなたのゼミ生活(研究活動)はより一層,充実したものになるでしょう。応援しています!
(石川徳幸准教授/3F東開架 002.7||U 45)