卒業生の
キャリアストーリー

Career Story

Career Story 公共政策学科

公務員になる夢を叶えた
公共政策学科と学生研究室

坂井 美香さん MIKA SAKAI 法務省 / 2017年度卒業

「人の役に立つ仕事がしたい」という思いから公務員を志していた私は,行政の政策を専門的に学べる本学科に興味を持ち入学しました。日本大学法学部には国家試験をサポートしてくれる「学生研究室」があり,私はその中の「行政科研究室」に1年次から所属して公務員試験対策をしていました。研究室では自分専用の自習席で集中して勉強できるだけでなく,参考書や問題集を自由に使うことができました。公務員として活躍するOB・OGの経験談講義はとても参考になり,同じ夢を持つ仲間たちとモチベーションを維持したまま勉強できたのは極めて有意義でした。

法務省を目指すようになったのは3年生になる頃。「人々の安全な暮らしを守ることで公に尽くしたい」と自身の目標が明確になったからです。日本大学が提携する公務員専門予備校の「国家総合職コース」受講者に選抜されて,1年間ダブルスクールしていました。 ゼミナールは法律学系を選択しました。学科の枠を越えて学びたい分野を選ぶことができるのは法学部の大きな魅力ですし,法律の知識は公務員試験にも必要です。国家総合職には論述試験があるので,判例を論文にまとめる経験も生かされたと思います。

法務省の職員は法務本省だけでなく,刑務所や矯正施設での勤務もあります。実際私も入省2~3年目には,刑務所で被収容者の社会復帰支援に携わっていました。現在はこども家庭庁に出向し,子どもに起こっている様々な問題を支援するために,相談窓口や地域ネットワークの設立を推進しています。法務省だから保育対策を知らなくていいというわけではないと,今,強く実感しています。大学でいろいろな分野を学ぶことは,将来きっと役に立ちます。「社会科学の総合学部」と呼ばれる日本大学法学部で,幅広い知識を身に付けてみてはいかがでしょうか。

Q&A

日本大学法学部の魅力は?
あらゆる分野に卒業生がいること。一口に国家公務員といっても,総合職・一般職・専門職と種類があり,専門職には法務省専門職員の他,財務専門官,国税専門官,労働基準監督官,航空管制官,海上保安官などがあります。大抵の分野に卒業生がいて,進路相談ができるのは大きなメリットです。
高校生に一言お願いします。
振り返ると大学時代が一番,自由な時間があった時期でした。その時間を有効活用して,いろいろな経験をすることをおすすめします。それは勉強だけでなく,趣味でもアルバイトでもいいと思います。引き出しの多さは人生の財産になります。