推薦図書
『地方競馬の戦後史 : 始まりは闇・富山を中心に (競馬の社会史 ; 別巻1)』
- 著者名 : 立川健治著
- 出版社 : 世織書房
- 出版年 : 2012年
- ライブラリ−・ニュース掲載号 : 2026 Vol.2
日本の競馬は,日本中央競馬会が主催する中央競馬と都道府県・指定市町村が主催する地方競馬の二元的体制になっています。このうち地方競馬は,戦前の地方競馬を整理統合して馬券の発行を合法化した軍馬資源保護法に基づく鍛錬馬競走をそのルーツとしています。軍馬資源保護法は,ポツダム宣言受諾により廃止されたため,競馬法に基づく公認競馬以外は馬券発行の根拠を失いました。そのような中,全国の馬匹組合を中心に法律によらずに馬券を発行する競馬「闇競馬」が行われるようになりました。
本書は,終戦直後の富山県を中心に全国の「闇競馬」の開催状況・実態をつぶさに調査研究されています。そして昭和21年の地方競馬法,昭和23年の現行の競馬法制定と馬券の再合法化に向けて地方競馬・畜産関係者が議会や農林省にどのような働きかけを行ったかを知ることができます。
本書は,競馬の歴史に興味のある人だけでなく,昨今の昭和レトロブームで注目が集まっている終戦直後の「ヤミ市文化」に興味のある方にもおすすめの一冊です。なお,大著ですので目次を見て興味のある部分をピックアップして読まれることをお勧めします。
(末澤国彦准教授/3F西開架 788.5||Ta 14) ※赤字をクリックでOPACにつながります
本書は,終戦直後の富山県を中心に全国の「闇競馬」の開催状況・実態をつぶさに調査研究されています。そして昭和21年の地方競馬法,昭和23年の現行の競馬法制定と馬券の再合法化に向けて地方競馬・畜産関係者が議会や農林省にどのような働きかけを行ったかを知ることができます。
本書は,競馬の歴史に興味のある人だけでなく,昨今の昭和レトロブームで注目が集まっている終戦直後の「ヤミ市文化」に興味のある方にもおすすめの一冊です。なお,大著ですので目次を見て興味のある部分をピックアップして読まれることをお勧めします。
(末澤国彦准教授/3F西開架 788.5||Ta 14) ※赤字をクリックでOPACにつながります