推薦図書
『刑事法入門』
- 著者名 : 上野幸彦, 太田茂 著
- 出版社 : 成文堂
- 出版年 : 2018年
- ライブラリ−・ニュース掲載号 : 2020 Vol.5
インターネット等のメディアでは犯罪や事件のニュースがあふれているものの,多くの人は,犯罪は自分とは無縁なものであると思っているかもしれない。しかし,振り込め詐欺をはじめとした特殊詐欺が増加の一途をたどっていることからもわかるとおり,いつ,誰が犯罪に巻き込まれるかわからない,それは被害者としてだけではなく,気付かないうちに犯罪者になっているかもわからないというのが実態です。
そのため,法学部の学生には,是非,刑事法に関する正しい知識を身につけて欲しいと思います。
本書は,第1編で刑法,第2編で刑事訴訟法を解説していますが,それぞれを別の法律として捉えるのではなく,刑事司法実務との架橋を意識しつつ,実体刑法の理論的な枠組みに沿った実際の裁判における適用例を織り込むとともに,実務上適用例の多い特別刑法についても多数言及し,刑事実務への応用を視野に実体刑法の理論と実務のあり方を提示しています。
刑事法の入門書として非常にわかりやすい内容となっていますので,法学部生だけではなく,未習の法科大学院生にもお薦めの一冊です。
(澤田 康広教授/4F西開架)
そのため,法学部の学生には,是非,刑事法に関する正しい知識を身につけて欲しいと思います。
本書は,第1編で刑法,第2編で刑事訴訟法を解説していますが,それぞれを別の法律として捉えるのではなく,刑事司法実務との架橋を意識しつつ,実体刑法の理論的な枠組みに沿った実際の裁判における適用例を織り込むとともに,実務上適用例の多い特別刑法についても多数言及し,刑事実務への応用を視野に実体刑法の理論と実務のあり方を提示しています。
刑事法の入門書として非常にわかりやすい内容となっていますので,法学部生だけではなく,未習の法科大学院生にもお薦めの一冊です。
(澤田 康広教授/4F西開架)