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諸坂成利特任教授が第3回日本ホイットマン協会協会賞を受賞しました

諸坂成利特任教授の著書『ホイットマンに嚮(む)き合う―ホイットマン論攷(ろんこう)集』(大空社出版、2024年)が、第3回日本ホイットマン協会協会賞を受賞しました。

ウォルト・ホイットマン(Walt Whitman)は、アメリカ文学だけでなく、世界文学に大きな影響を与えた19世紀を代表するアメリカの詩人で、日本ホイットマン協会は、1964年に創立された歴史のある学会です。

(諸坂成利特任教授の受賞コメント)
日本ホイットマン協会は、吉武好孝、鍋島能弘、刈田元司、福田陸太郎、鈴木保昭、田中礼、小玉晃一といった錚々(そうそう)たる学者たち、日本を代表するアメリカ文学研究者が、会長や顧問をつとめてきた歴史と伝統のある《名門》学会です。ホイットマンは今日でもアメリカの国民的詩人ですが、その詩は極めて難解です。私は本書を書き上げるのに16年かかりましたが、今回の受賞はその難解さとむき合い、研究し続けた成果です。しかし今回の受賞は単に私だけのものではありません。日大法学部という優れた環境がなければ、本を書くことは不可能だったでしょう。日大法学部には卓越した研究業績をもち、知的刺激を与えてくださる優れた教授陣がおり、また研究・教育を大学の根底から支えてくださる優秀な事務職員の皆さんが働いております。私に笑顔で接してくれる学生たち、私に明るく挨拶をしてくれる守衛さんや清掃業者の皆さんなど、すべての人々が私の精神の支えとなってくれています。今日の私があるのは、法学部のおかげです。法学部のすべての皆様に、心より感謝申し上げます。どうもありがとうございました。
【写真:諸坂成利特任教授】

【リンク】
『ホイットマンに嚮き合う―ホイットマン論攷集』(大空社出版、2024年)
日本ホイットマン協会 ホームページ