[大意]
未明の山の景色というのは、何とも立派に見えるものだ
杏やスモモの花が一面にとりまいて、園を作っている
うぐいすの鳴き声が、夢見の詩人を起こす
香の煙があたりに広がり、露も良い香りを出しているようだ
[注]
[補説]
『山田顯義傳』では、明治15~16年の作となっている。