[第一部] 新聞学系:比較ジャーナリズム史
ゼミナール紹介
小林 聡明ゼミ
テーマ「東アジアの政治・メディア・歴史」
開講年 | 2015年~ |
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本ゼミの目的と学習内容 | 本ゼミナールは,東アジアの政治とメディアの関係について,歴史的な観点から分析します。それは,私たちが生きる現在の問題を浮き彫りにし,未来を構想するための知的手がかりを得ようとするものです。いわばグローバルな空間と時間的な幅のなかで思考をめぐらし,社会への貢献を試みるゼミナールとなります。 ここでは,次の3つの点を重視します。第一に,当該分野の知的蓄積を体系的に習得し,自らの考える基盤を十分に整備することです。第二に,文献資料などテクストを読むための外国語能力の向上に努めることで,日本語以外の知的蓄積も渉猟できるようになることを目標とします。第三に,「現場」を大切にすることです。物事を考える「現場」は,図書館や文書館,大学の教室などだけでなく,「外」の空間に膨大に広がっています。本ゼミナールでは,「日本」を超える視点をもち,東アジアの「現場」を歩くこと(海外フィールドワーク)を行います。 |
学修の効果・成果等について | ゼミナールは,受講者自らが「自らの問い」を出すことに呻吟し,粘り強い努力ののちに「答え」(のようなもの)を出すことに意味と意義を有しています。自らのなかにある「素朴な疑問」を大切にし,ゼミナールにおいて2年間かけて取り組む価値のあるテーマを見つけてほしいと思います。ゼミナールを担当する教員や参加する学生は,それを「お手伝い」するために存在しているのですから。具体的なゼミナールでの活動は,まず各自の「素朴な疑問」に基づいて,分析対象国・地域を選定し,その後,分析作業を行ってもらいます。そこで得られた知見をプレゼンし,ゼミナール参加者と議論します。また,国内外の学生や研究者と交流することで,視野を広げる機会を提供します。 「素朴な疑問」に端を発した研究は3年次に論文(2万字以上)としてまとめ,さらに,それを発展させたものとして,4年次には卒業論文(4万字以上)を執筆することになります。 |
卒業生の主な進路先(職種・業界) | マスコミ(新聞社,テレビ局,通信社,出版社),ゼネコン,金融機関,大学院進学など |