注記
テンプル騎士団員,サン=シモニアン,フランスのカトリック教徒。
左に盃を掲げるテンプル騎士団員,仮面と道化師の人形を持つサン=シモニアンのアンファンタン(Le Père),右側に『ラテン語文法の初歩(Éléments de Grmmaire Latine)』と杖を持つカトリック聖職者が描かれる。
本作は,ミシェル・デラポルト(Michel Delaporte. 1806-1872)の原画に基づいて,ブーロア通り9番地のドローノア(Delaunois)が作成。
画面左下の酒樽の下に1833 Me Delaporteの文字(手書き?)が見える。アンファンタンの背後の建物にCharentonの文字が見える。
下段にラ・フォンテーヌ(Jean de la Fontaine. 1621-1695)の寓話「粉屋とその息子とロバ」(Le Meunier, son Fils, et l'Âne)からの文章あり。
Le premier qui les vit de rire s'éclata. "Quelle farce, dit-il, vont jouer ces gens la ?" (Lafontaine[sic])
最初に彼らを見た者は笑った。「何とばかなことをこの人たちはしようとしているのか」と彼は言う。
Cf., D'Allemagne, b/w p.60-p.61.
ダルマーニュが掲載しているリトグラフには次の文章が書かれている。
LES NOVATEURS EN MATIÈRE RELIGIEUSE EN 1833
Un Templier, le Père Enfantin, l'Abbé Châtel
1833年における宗教分野の改革者。テンプル騎士団員,父アンファンタン,シャテル修道院長(Ferdinand (Toussaint) François Châtel. 1795-1857)。