60奨学金の種類2.日本学生支援機構奨学金日本学生支援機構奨学金は国の奨学制度で，主として政府からの借入金と卒業生からの返還金によって運用されている奨学金です。奨学金の種類は，「貸与第一種（無利子）」「貸与第二種（有利子）」「給付型（修学支援新制度）」があり，それぞれ申し込み資格・選考基準が異なります。必ずしも申請者全員が希望どおり採用されるとは限りません。貸与奨学金には，無利子奨学金と有利子奨学金があり，どちらも卒業後に返済する必要があります。家庭の経済状況も踏まえ，奨学金の貸与を受ける必要性，返済時の負担など，必要な金額を選んで申し込みをして下さい。給付奨学金は，返済の必要のない奨学金です。家計基準や成績基準など，貸与奨学金よりも厳しく選考されます。また，採用となった後も家計基準や成績基準により対象外となることもあります。① 貸与第一種（無利子） 貸与第二種（有利子）■申し込み資格・選考基準を満たし，経済的な理由があり，収入・成績等条件を満たしていること■ 貸与奨学金を申し込む機会は，予約採用（大学へ進学する前高校時に申し込み）か，在学採用（大学へ進学後に申し込み）になります。■申し込み募集は，毎年春に行います。説明会に参加していない場合申し込みはできません。■第一種と第二種では最高月額が異なり，通学形態によっても貸与を受けることができる金額も異なります。年間の流れ ４月 ・・・ 予約採用説明会，新規募集在学採用説明会 ５月 ・・・ 返還誓約書説明会，予約採用者の振込開始 ６月 ・・・ 在学採用者の振込開始１１月 ・・・ 満期者説明会（４年次）１２月 ・・・ 『継続願』手続き説明会 １月 ・・・ 『継続願』の提出 ３月 ・・・ 学業成績における適格認定の実施申し込みについて［予約採用］の方は，「予約採用候補者決定通知」「進学届」の提出が必要になります。［在学採用］の方は，４月に実施する「在学採用者対象の説明会」に参加することが絶対条件となります。申し込みに係る必要な書類等については，説明会時に指示があります。虚偽の申請をした場合や書類の提出期限を大幅に過ぎた場合は採用が取り消され，支給された奨学金は一括で返還を求められることになりますので，気を付けてください。奨学金の概要については，日本学生支援機構ホームページをご確認ください。近年，延滞額及び延滞人数が増加しています。日本学生支援機構では，本人・連帯保証人・および保証人に対して以下のとおり督促を強化しています。①電話による督促 ②文書による督促 ③本人勤務先への電話による督促 ④民事訴訟法に基づく法的措置卒業した後は自分自身に返還の義務が生じます。このことをきちんと自覚したうえで申請してください。日本学生支援機構奨学金のWebサイトでは，奨学金の貸与額及び返還額等を試算することができますので，ぜひ参考にしてください。▶進学資金シミュレーターページスカラネットパーソナルについて自身の奨学生番号，貸与・給付期間，月額，総額（予定），振込口座等，奨学金に関する情報をインターネット上で閲覧することができる情報システムです。給付奨学生の方は，在籍報告（毎年４月・10月）の手続きをスカラネットパーソナルにて行います。また，全奨学生の継続手続き（毎年12月）はスカラネットパーソナルを利用して行います。▶スカラネットパーソナル
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