日本大学法学部 令和6年度 学生研究室案内 デジタルパンフレット
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53こんにちは。法学部経営法学科3年時に合格した完塚良多と申します。私は,付属高校出身のため,早めに大学進学が決まり高校3年の冬に日商簿記3級の勉強を独学で始めました。その後,大学1年の5月にCPA会計学院という予備校の公認会計士試験講座に申し込み,大学2年時に短答式試験に合格,3年時に論文式試験に合格しました。ここでは,大学3年で公認会計士試験に合格した経験を活かし,これから試験勉強を始めようと考えている方へ向けたアドバイスを二つ記載させていただきます。一つ目のアドバイスは「自身が合格するために有効なことを常に意識する」です。例えば,定期的に息抜きが必要な方は,週一回は勉強しない日を設けることで成績が上がる可能性がありますし,ライバルと競争することにより勉強に身が入る方は,受験生仲間との交流を増やした方が成績が上がる可能性があります。このように自身の合格のために何が有効かを常に考えることで,自身にあった勉強スタイルが確立され,合格に近づくことができます。勉強内容についても同様のことが言えます。ただ闇雲に教材を回転するのではなく,なぜ思うように点が取れないかを考え,対応策を練ることで効率よく勉強を進めることができます。公認会計士試験は多くの時間を必要とする試験なので,回り道をしていると当初想定していたよりも何百,何千と時間を浪費してしまいます。そのため,皆さんには合格のために何が必要かをよく考え,効率よく勉強していただきたいです。二つ目は,「コツコツやり続ける」です。膨大な試験範囲や低い合格率,周りの優秀な受験生達を見て,自分には無理だと勝手に諦め,勉強から離れてしまう受験生が毎年大勢います。しかし,公認会計士試験は理解するのが困難な問題を解けなければ合格できないという試験ではありません。一つひとつの論点自体はそこまで難しいものではないが,論点が多く合格レベルに到達するまでに多くの時間がかかるという試験です。つまり,合格するのに必要なものは才能ではなく,コツコツ地道に勉強し続ける力です。そのため,これから勉強を始める皆さんには,なかなか結果が出なくてもコツコツやり続ければ合格できるということを忘れずに頑張ってほしいです。私からのアドバイスは以上になります。この記事を読んでもらえた方の力になれれば嬉しく思います。皆さんの合格を心より願っております。完塚 良多(令和3年公認会計士試験合格)(令和5年3月経営法学科卒業)(令和5年4月より有限責任あずさ監査法人勤務)合格者体験談②これから勉強を始める方へ

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