52合格者体験談①松川 侑矢(令和6年公認会計士試験合格)(令和7年度経営法学科4年在学中)(令和8年4月よりEY新日本有限責任監査法人にて勤務予定)こんにちは。経営法学科の松川侑矢と申します。私は,大学入学と同時期に資格の大原公認会計士講座に申し込み,3年生の5月に短答式試験,同年8月に論文式試験に合格しました。私は,小学3年生から高校3年生まで丸坊主の野球少年で,受験勉強というものを一切経験したことがありませんでした。そんな私の合格体験談をお伝えできればと思い,この度執筆させていただきます。公認会計士を目指そうか迷っている方,現在学習に励んでいる方へ,大きな挑戦に一歩踏み出すきっかけ,そしてさらなる成長の後押しになれば幸いです。突然ですが,みなさんには叶えたい夢がありますか。私は,好きなバイクに乗って全国を旅したい,地元の花火大会で自分の花火を上げたい,他にもたくさんの夢があります。私が公認会計士試験の勉強で一番大切だと感じたのは,合格のためではなく,夢を叶えるために勉強するということです。この試験では,予備校の先生に相談したり仲間と切磋琢磨したりする環境も重要ですが,ひたすら机に向かい数千時間自分と勝負し続けることが必要です。私もそうでしたが,大半の受験生は日々合格できるのか不安を抱えながら一人で勉強することになると思います。そんな毎日を明るく前向きに変え,誰にも負けない強い心で勉強できるようになるコツが,「夢を持つこと」です。周りの友達は遊んでいる,勉強を終え夜遅く帰ると東京ドームで野球観戦やライブを楽しんだ人たちの帰宅ラッシュに巻き込まれる,机に向かっている時間以外にもたくさん辛いときがありました。そんな時も,そもそもなんで会計士を目指そうと思ったのか,試験に合格して将来どうなっていたいのか,自分の中に帰ってくる場所があることで,今自分がやるべきことを見失うことなく走り続けてくることができました。また,合格して夢を叶えるためには日々進化し続ける必要があります。そのために私が心に刻んでいた言葉が「迷ったら厳しい方を選ぶ」です。無理をしてまで勉強する必要はまったくありませんが,なんか疲れたし今日はここで終わろうかな,やったほうがいいのは分かっているけど明日でいいや,など,自分が楽な方と厳しい方で迷っているときには厳しい方を選ぶようにしてきました。人間楽な方に進みたくなりますが,そこに負けずに,日々「今日もやりきった」を積み重ね,実力と自信をつけて試験に臨めば必ず結果はついてきます。そして,この勉強を通じて必死に努力した経験は一生の財産となり,今後も立ちはだかる高い壁を乗り越える原動力になってくれるはずです。将来,頑張ってくれた大学生の時の自分に「ありがとう」と言えるよう,思いっきり青春しましょう。「青春ここにあり〜目指せ人生の甲子園〜」◆公認会計士試験合格者からのメッセージ
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