日本大学法学部 令和7年度 学生研究室案内 デジタルパンフレット
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55公務員公認会計士私は法務省に採用され4年目になります。現在は他府省庁と法務省の照会のいわゆる窓口や,各部局横断的な施策の省内調整・とりまとめを行っています。法務省の所掌業務は,「登記や戸籍等に関する法整備」,「刑事法制に関する企画及び立案」,「矯正施設の指導・監督」,「犯罪者等の社会内処遇」,「人権相談やその後の救済手続及び各種人権啓発活動」,「国の争訟の処理に関する事務」と多岐にわたっており,法務省の施策でも一体どこの局の所掌なのか,どのような施策なのかという知識が必要となり,調整結果を省内で納得してもらうことや,他府省庁からの質問に対応することはとても難しいと感じます。しかし,総合調整という形で省内の大きな施策に携わる機会もあり,自らが調整した仕事が,国会やメディアに取り上げられ自分がわずかながらも携わった仕事が世の中に出て,国民の方々のために役立つことができたという確かなやりがいを感じることがありました。法務省の所管業務は多岐にわたっている分,様々な立場の人が働いていて,自分の能力を生かすことができ,日々成長できる場所です。国全体に影響を及ぼすようなスケールの大きい仕事ができる分,責任も重圧もありますが,その分やりがいも達成感も大きいので,是非チャレンジしてください。皆さんと一緒に働けることを楽しみに,お待ちしております。「大学卒業後は何をしよう。やりたい事があるわけではない,,でも将来はなんとなくカッコいい自分でいて,人生を楽しんでいたい。。だけどそのために何をすべきかわからない。。」そんな風に思っている方は多いのではないでしょうか?私も学生時代に同じ思いを抱いていました。しかし,私は「公認会計士」という職業に出会い,目標を見つけたことで,学生生活は一変し,見える景色は良い方向へ大きく変わることになりました。そんな「公認会計士」には以下のような魅力があります。①  三大国家資格でありながら,学生合格可能:直近合格者の半分以上は学生合格。②  専門性が高いにもかかわらず,ビジネスフィールドが幅広い:監査法人,コンサルティングファーム,独立開業,大企業,ベンチャー企業など活躍できるフィールドが幅広い。③  その他:収入の高さ・安定性,社会的信頼性の高さ,女性が活躍しやすい環境,税理士や行政書士の登録も可能,など様々。このような魅力がある職業だからこそ,もちろん簡単に手に入るものではありません。年単位の継続的な勉強が必要で,その長い道のりは一人では心が折れそうになります。その時に必要となるのが,一緒に目標へ向かう仲間だと私は思います。私はその仲間を公認会計士科研究室で見つけることができました。そこで出会った仲間のおかげで合格があったと思いますし,その後の人生においても私の支えになっています。今見えている景色をより良い景色へ変えたいと思う人は,公認会計士試験に是非チャレンジしてみてください。そして,切磋琢磨できる仲間を研究室で見つけてみてください。公務員を目指す方は公認会計士を目指す方は40頁の行政科研究室へ48頁の公認会計士科研究室へ平成29年 国家公務員採用総合職試験合格平成30年 法学部公共政策学科卒業平成30年4月より 法務省にて勤務平成23年 公認会計士試験合格平成24年 法学部経営法学科卒業同年   都内某監査法人にて勤務平成30年 某財務系コンサルティングファームにて勤務公務員の業務公認会計士の魅力−見える景色を変えたい人へ−坂井 美香 さん 渡□ 成彦 さん 

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