日本大学法学部 令和6年度 学生研究室案内 デジタルパンフレット
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46私が「公務員」という仕事を意識し始めたのは高校生のときでした。法学部生の多くが,公務員という仕事を意識したことがあると思います。公務員にはいわゆる「キャリア官僚」と呼ばれる国家公務員総合職から警察官まで多種多様な職種があります。私は大学2年生まで,公務員という仕事を意識しながらも,どの職種に就きたいのかもわからず,漠然とした状態でした。しかし,大学生活後半に入ると,嫌でも就職を意識せざるを得なくなりました。このとき,私は具体的に公務員のどの職種に就きたいかを決め,そのための対策を考えました。公務員になるためには厳しい試験を突破しなければなりません。そのため,私は大学2年生の秋に行政研究室の入室試験を受け,公務員対策に力を入れることにしました。私が公務員試験対策で苦労したことは,勉強習慣の確立と時間の使い方です。勉強習慣を確立させるコツは,とにかく机に向かい続けることだと思います。私は大学3年の4月から本格的に対策を始めました。私は元来,飽きやすい性格であり,勉強習慣を確立することは困難が伴いましたが,机にとにかく向かい続けることで,習慣化していったと思います。勉強する習慣が身につくにつれ,時間の使い方が重要となってきます。公務員試験勉強で誰もが絶望するポイントとして,試験科目数の多さが挙げられます。特に事務系職種の公務員試験は,高校で学んだ教養科目に加え,法律や経済学,政治学などの専門科目の試験が課されます。試験日が近づくにつれ,論文や面接などの対策も始まるため,効率的に勉強することが必要です。時間の使い方に関しては,自分の現状を把握し,苦手な科目と得意な科目に分けることが重要だと思います。試験対策の1年間は長いようで短いと感じました。ここからは私が行政研究室に入ってよかったと思うことを紹介します。1点目は,過去問題集をはじめとする図書が充実していることです。過去問を解くことは対策の第一歩です。特に対策後半に自分の実力を把握することにとても役立ちます。研究室には過去問と学習に集中できる机が用意されていたため,学習環境が非常に整っていると感じます。2点目は切磋琢磨する仲間がいるということです。他の室生は仲間であり,ライバルでもあります。勉強することが苦しくなったとき,他の室生の存在は,自分を奮い立たせるものになると思います。公務員試験の合格まで多くの困難が伴うと思います。しかし,それに負けず,試験に合格し,公務員としてご活躍されることを願っています。頑張ってください!安杖 靖晃(令和5年度国家公務員採用総合職試験合格)(令和5年度国家公務員採用一般職試験合格)(令和5年度秋田県庁職員採用試験合格)(令和6年3月政治経済学科卒業)(令和6年4月より秋田県庁職員として勤務)合格者紹介②合格に向かって

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