日本大学法学部 令和6年度 学生研究室案内 デジタルパンフレット
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37(平成30年3月法学部経営法学科卒業)(令和2年3月大学院法学研究科修了)新入生の皆さん,ご入学おめでとうございます。この研究室案内を手に取っていただいた方に,「弁理士科研究室に所属し,在学中に国家資格である弁理士試験に合格する」という選択肢があることを知っていただけたら幸いです。私は,日本大学附属の中高一貫校を卒業しています。法学部経営法学科は私が目標としていた進路でしたが,今までに一般受験を乗り越えたという成功体験を持っていなかった私は,自分に自信がなく,そのような状態で社会人になることにとても不安を感じていました。学生生活の中で最後まで何かをやり遂げるということは,私にとっては,自信をつけるために不可欠なことであり,その手段として資格の取得を目指しました。弁理士は知的財産のプロフェッショナルです。知的財産というものは名前こそ馴染みがないかと思いますが,私たちの生活に溢れているとても身近なものの総称です。最先端の技術や優れたデザインのプロダクト,商品やサービスが有するブランド価値などは私たちを魅了し,購買意欲をかき立てます。世の中には素晴らしい技術や製品・サービスが溢れていますが,アイデア,研究,製品化,販売といった全ての過程に沢山の人が携わっており,多くの費用と時間,努力の結晶としてそれらは私たちの生活の一部となっていきます。この結晶がいわゆる知的財産です。技術やブランド価値を第三者の不正な使用から守り,良いモノが正当に利益を生むことができるシステムが確立されることは,社会に良い循環を与えます。弁理士の仕事は知的財産を守り,このシステムを支えることです。私はこのような仕事にとっても魅力を感じ,数ある士業の中で弁理士を志しました。弁理士を目指すにあたって,弁理士科研究室に入室して本当に良かったと思っています。私は弁理士試験に合格するために必要な知識の全てを弁理士科研究室で学びました。研究室の先生方は知的財産法を体系的に教えてくださるので,入室当時初学者だった私でも挫折することなく最終合格することができました。先生方は本当に親身になって勉強のサポートをしてくださります。どんな受験機関を探してもこんなに熱心に勉強に付き合ってくださる先生方はいらっしゃらないと思います。このように弁理士科研究室には信頼できる講師の先生方の存在をはじめ,十分な資料,自習環境,一緒に勉強に励むことのできる先輩や同期といった,とても良い環境が揃っています。最後になりますが,在学中に国家資格を取得しておくことは,今後の就職活動やその後の生活において大きな自信になりますし,何よりアドバンテージのひとつになると私は思っています。弁理士科研究室は弁理士に興味のある室生をいつでも募集しています。私自身も,弁理士試験合格を目指す学生のサポートができるよう最大限努力しますので是非一緒に弁理士科研究室で頑張りましょう!近藤 華子(令和元年度弁理士試験合格)合格者紹介⑤弁理士という仕事

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