日本大学法学部 令和6年度 学生研究室案内 デジタルパンフレット
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33(令和5年度弁理士試験合格)新入生の皆さん,ご入学おめでとうございます。私は3年次に入室し,3度目の受験にて弁理士試験に合格しました。まず,私が本研究室に入室した経緯についてお話します。実のところ,私は大学受験で浪人した反動で入学後の2年間を無気力に過ごしていました。そして,3年次に単位以外何も得ていない自分を見て,このままではまずいとようやく気付きました。そこで,何か就職に繋がる資格を取得しようと考え,知的財産法に漠然とした興味を持っていたこともあり,弁理士科研究室に入室しました。次に,本研究室に入室するメリットを2つに大別してお話します。1つ目は,室生の皆さんや講師の方々との繋がりができることです。これは,私が入室した当時はコロナ禍真っ只中であり,なかなか実感しづらいものでしたが,コロナがある程度収束して対面する場が増えてから強く感じるようになりました。室生の皆さんとは,問題を出し合ったり,苦手なところを教え合ったりと,互いに協力して学習を進めることができます。また,それだけでなく,学部や就活の情報を共有するといった大学の研究室ならではの連携を取ることができると思います。講師の方々は,現役で弁理士として活躍されているOB・OGの方々ですので,勉強についてはもちろんのこと,資格取得後の進路について相談したり,弁理士として働く実情についてお話を伺う機会も得られます。2つ目は,経済面で有利ということです。弁理士を目指すならば予備校に通うというのが一般的なやり方ですが,私には予備校に通うほどの経済的余裕はありませんでした。しかし,本研究室であれば,普通では考えられないほど低廉な費用で質の高い学習環境を得ることができます。これらのいずれもが,本研究室でなければ得られないメリットだと思います。最後に,私が後悔していることをお話しします。それは,入室が遅かったことです。自分の現状に不満があるわけではありませんが,もっと早く入室していれば在学中に合格できていたのではないか,今より多くの人と関わって充実した学生生活を送れていたのではないか,と思うことがあります。弁理士に限らず,何かを志すのに遅すぎることはありませんが,それ以上に早いに越したことはないと思います。皆さんが後悔の無い学生生活を送ることができるよう願っています。山本 王雅(令和4年3月法学部経営法学科卒業)合格者紹介①◆弁理士試験合格者からのメッセージ「後悔のないように」

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