日本大学法学部 令和7年度 学生研究室案内 デジタルパンフレット
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33今この研究室案内を手にしている方へ,弁理士科研究室へ入室して私が感じたこと,経験したことをお伝えしようと思います。少しでもあなたの手助けになれば幸いです。まず,私が,弁理士科研究室に入室したきっかけをお話したいと思います。私は日本大学法学部に入学し,なにも考えずに取得すべき単位数を取得し,バイトを掛け持ちして,友達と遊んで,気づけば大学2年生の終わりに差し掛かっていました。3年生になると周りは就活のため企業のインターンや面接の準備などに追われるようになりました。やりたいことが特になかった私は,これから社会人になるということを実感できず,踏み出せずにいました。そんなときあるドイツ人の弁理士の方に出会いました。その方のお話を聞くと,ドイツだけでなく日本でも弁理士の業務をして日々が充実していると私に話してくださいました。「資格を取れば,やりたいことがやれるかもしれない。」就活をなにもしていなかった私はこれだ!と思い,弁理士科研究室に早速入室することに決めました。大学の授業でも知的財産法の授業をとっていなかったため知的財産?弁理士?といったような何も知らない形で入室することになりました。もしかしたら今のあなたより知識はないかもしれません。いざ入室してみると現役で弁理士の業務をしている先生方がたくさんいらっしゃいました。その先生方に熱意をもって教えていただき,わからないことがあれば直接質問し,親身になって答えてくださいました。一緒に入室した同期とも同じ目標に向かって切磋琢磨して勉強することもできました。教えてくださった先生方,一緒に勉強した同期も今もなお,連絡を取り合えるような関係となりました。弁理士試験に合格できたからこそわかりますが,この関係がなければ,まだ私は合格できずに勉強をしていたに違いないと確信を持てます。最終的には勉強は一人でやらなければいけませんが,そのゴールの過程でだれかの助けがなければ勉強を続けることは難しいと私はこの経験をもって感じました。また,知的財産法を勉強したことでもっと学んでみたいと大学院でも学ぶことを決めることもできました。弁理士科研究室に入室したことで様々な選択肢が広がったと今振り返ると感じられます。最後に,弁理士や知的財産に興味がある方,資格をとって就活を有利にしたい方,何かしたいけど何をやればいいかわからない方,すべての人に弁理士科研究室をお勧めします。入学してすぐでも,私みたいに遅くてもいつでもいいので弁理士科研究室の扉を開いてみてください。きっと歓迎してくれるはずです。いつか入室した皆さんとお話できるのをお待ちしています!!!!川和田優大(令和3年3月法学部経営法学科卒業)(令和5年3月大学院法学研究科修了)(令和6年度弁理士試験合格)合格者紹介①何事もはじめることから◆弁理士試験合格者からのメッセージ

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