日本大学法学部 令和7年度 学生研究室案内 デジタルパンフレット
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24山元 遥介(令和6年度司法書士試験合格)(令和7年法学部法律学科4年在学中)私は,高校生の時に司法書士という職業があることを知り,大学に入学したら勉強を始めようと考えていました。入学当初は司法書士科研究室の存在を知らず,独学で目指そうと考えていました。しかし,研究室のパンフレットで独学での合格は難しいと知り,また,せっかくサポートが受けられるならと思い,大学1年の時に司法書士科研究室に入って本格的に勉強を始め,大学3年の時に司法書士試験に合格することができました。私が勉強するにあたって軸にしていたことは,継続することです。司法書士試験は科目数が多い上,司法書士試験特有の記述式試験の対策もしなければなりません。そのため,まずは時間をかけて知識を固めていくのが一番重要と考えて,合格まで時間をかけて知識をこぼさないように積み上げていくことを,勉強の軸にしていました。具体的な内容はたくさんあったので全部は言えませんが,一言でまとめると自分の気分をコントロールすることをやっていました。勉強が嫌にならないために気分じゃないときは別の科目を勉強したり,いっそのこと日が沈むまで全く勉強しなかったり,勉強時間に限りがないと精神が持たなそうだから1日の勉強時間の上限をつけたりといった,自分ルールを作って取り組んでいました。私は精神衛生重視で,趣味の時間を作って遊んだり,ほぼ勉強しない日もありましたが,全く勉強しない日は1日も作りませんでした。結果として勉強の習慣がついて,勉強をすることが苦にならなくなっていきました。実際の勉強の取り組み方としては,テキストと過去問,記述式の問題集をひたすら回すことをしていました。その中で特に意識していたことは,基礎知識だけは絶対に落とさないことです。司法書士試験の問題は難易度が高いですが,基礎的な部分さえ落とさなければ,それだけである程度は戦えます。私はそれを早い段階で教わっていたので,特に基礎知識だけは落とさないことはテキスト・過去問・問題集をやる上で共通して意識しながら勉強をしていました。司法書士試験はすごく難しい試験です。私も最初は半分もできていたわけでなく,過去問集には始めたばかりの頃の間違えた記録がたくさんあります。それでも合格できたのは,その記録から2年間ずっと続けてきたからだと思います。受かるまでにうれしいことや思うようにいかないこともありますが,そのたび自分と向き合いながら,時間をかけて勉強していけば,必ず合格できる試験だと思っています。最後になりますが,これから合格を目指す方,もう始めている方が後悔のない結果になることを,心から願っています。合格者紹介①大学3年生での司法書士試験合格!◆司法書士試験合格者からのメッセージ

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