日本大学法学部 令和6年度 学生研究室案内 デジタルパンフレット
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20(平成30年9月司法試験合格)(現在 横浜地方裁判所川崎支部判事補)新入生の皆さん,ご入学おめでとうございます。平成30年に司法試験に合格した渡邉結有と申します。私は,大学入学時から,司法科研究室に在籍していました。当初は,「せっかく法学部に入ったのだから,勉強してみよう!」という気持ちで,具体的に法曹を目指そうとは考えていませんでしたが,火曜答案練習会を始めとする各答練や基礎講座に参加し,少しずつ法律の勉強を始めていきました。2年次以降は,司法科研究室における現役の先生方(弁護士)による少人数のグループ指導ゼミに参加し,論文の書き方を学びました。論文を書き始めた頃は,何を書いたら良いかわからず,答案用紙の2ページを埋めることもできなかったことを覚えています。しかし,先生方のご指導や木曜答案練習会での添削のおかげで,少しずつ答案が書けるようになり,楽しく法律の勉強をすることができました。私の法律知識は,日本大学での授業や司法科研究室でのご指導が基盤となっていることに間違いありません。司法科研究室に所属するメリットは,答案練習会や各種講座等に参加することができる点にとどまりません。司法科研究室に所属すると,切磋琢磨して一緒に勉強できる優秀な仲間に出会うことができる上,グループ指導ゼミ等では,現役で活躍されている実務家の先生から直接丁寧な指導を受けることができます。司法試験を目指すようになってからの勉強は,楽しいことばかりではありませんが,同じ目標に向かって努力できる仲間と一緒に勉強することができる環境は,日々の勉強の励みになりました。また,実際に法曹として活躍されている先生方から,様々なお話を伺うことができ,この点も刺激になり,日々の勉強の活力になりました。大学卒業後も司法科研究室で出会った仲間や先生方との交流は続いており,司法試験に合格し,法曹として働き始めた今も司法科研究室での出会いは私の宝物になっています。学生研究室の案内をお読みになっている皆さんは,少なからず法曹の道に興味を持っていらっしゃることと思います。中には司法試験を目指したいと思っている方も,司法試験までは考えていないけど,ちょっと勉強してみたいと思っている方もいらっしゃるかと思います。司法試験は敷居が高いと思われる方であっても,少しでも法律を学ぶことへの意欲がある方は,一歩踏み出して,ぜひ司法科研究室に足を運んでみてほしいと思います。合格者紹介③司法科研究室を活用してみませんか?渡邉 結有(平成28年3月日本大学法学部法律学科卒業)

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